WALKER SHELL JACKET

アジャスターは後頭部の一箇所のみ。ワンプルで調整可能なフードです。ツバ付き立体構造のやや大きめのフードはキャップやハット着用時も無理なくかぶれます。またフード内側の首の位置にはループを配置。これにアジャスターをひっかけることでフードをコンパクトに収納できます。

長距離トレイルのスルーハイカーが半年の長きにわたりストレスなく使用できることを念頭においているため、UL系レインジャケットで省略されがちなポケットも重視。バックパックのショルダーが干渉しない位置に配置しています。

メインジッパーは細い番手のビスロンファスナーを採用。これによりメインジッパーの開け閉めのストレスが軽減されるだけでなく、故障の心配も少なくなります。止水ファスナーが主流のUL系レインジャケットが多い中、WALKER SHELL JACKETの大きな特徴になっています。

袖幅はひろめに設計しています。ジャケットの袖を肘のあたりまでたくしあげられます。調整はオーソドックスな面ファスナー。着用時の体温調整に役立ちます。また袖幅の広さは着用時の換気も促してくれます。

レインジャケットの裾の処理は体温調整にとって重要です。風雨が強い時には裾を絞って体温を維持。風雨がそれほどひどくない時には裾を解放して換気を促したい。こうした調整は左側に配置したプルコードでおこなえます。

長期間使用での安心感を重視したレインジャケットのため、身幅もゆとりがあり、省略されがちな調整機構もおろそかにしませんでした。そのうえで少しでも軽くするために縫製箇所は極力少なくしています。シンプルかつ実用的な軽さにこだわりました。